塩水選

今日は、種籾(たねもみ)を選別する塩水選をしました。
塩水選は、一定濃度の塩水に種籾を入れ、浮いた種籾は取り除いて、沈んだ良い種籾を選別する方法です。

はじめに、唐箕(とうみ)という農具を使って、籾殻やゴミなどを風で飛ばします。
唐箕は江戸中期に日本に伝来し明治時代以降に広く普及したといられています。昭和中期頃までは多くの農家で使われていたようですが、今は選別機など光センサーを用いて選別する機械があります。
電気がなくても使える昔ながらの唐箕、ハンドルを回して風を起こし、軽い籾殻やゴミは外に飛ばされ、重いものは下に置いたバケツに出てくる仕組みです。

次に塩水を作り、その中に唐箕で選別した種籾を入れます。
塩水選の塩分濃度は、生卵を浮かべて頭がのぞく程度とされています。これは塩水比重1.13。比重1.3以上の重い籾(中身の詰まった良い籾)が底に沈むので、この沈んだ籾を種籾とします。

沈んだ種籾は、塩を抜くために水でよく洗います。その後ネットの袋に入れます。
お米の品種が複数あるため、品種ごとに、塩水選のバケツも換え品種が混じらないようにします。

そのあとは、種籾の殺菌。
種籾の殺菌にはいくつか方法がありますが、今年は「エコホープ」という生物農薬を使用します。農薬に分類されていますが、有機栽培でも認められている生物農薬で、リコデルマ菌を有効成分とするもので、種籾の表面でエコホープの菌が病原菌よりも早く増殖し、病原菌の生育を抑制することで防除効果を発揮するものです。
稲のばか苗病、もみ枯れ細菌病、いもち病などに有効とされています。
エコホープを200倍に希釈し24〜48時間浸します。

前の記事
土入れ
次の記事
種まき